取扱注意品
ビジューなどの装飾品は、接着剤が劣化していたり、糸で留めてるものがゆるくなっていると、とれることがあります。
また、ドライクリーニングで溶けるものも稀にあります。
プリントの経年劣化
剥がれることがあります
ドライクリーニング品は特に剥がれる可能性が高いです
エリやスソにワイヤーが入ってるもの。
摩耗してるところは、折れる可能性があります。
合成皮革の経年劣化
耐用年数は製造されてから、2~3年です
ボンディング加工
生地と生地を接着剤で貼り合わせているため、次第に剥がれてきます
ボンディング加工
生地と生地を張り合わせている接着剤が染み出してくるものがあります。
ポリウレタンコーティング(樹脂をコーティングしたもの)
ラミネートコーティングフィルムを貼り付けたもの)
経年劣化で剥がれてきます
シミ抜きもおすすめできません
テープを張り付けているものも経年劣化で剥がれてきます
シームレスダウンジャンパー
シーム(縫い目)がレス(ない)
糸で縫う代わりに、樹脂で貼り付けてあるので、経年劣化で剥がれてきます
ウール(メルトン)コートの摩耗・白化
ダッフルコートやPコートなどに使われるウールを圧縮してしっかりと目を詰めた厚手の生地。
よく摩擦を受けるところは、汚れがたくさん付着しているので、クリーニング前は色味が濃く分かりにくいが、クリーニングして汚れや擦り切れた毛羽が洗い流されることで、毛羽がなくなって基布が見えたり、白く見える。
(特にソデのシワの部分、袖口やポケットのふちなど)
ファンヒーターやガスコンロ、などから出るガスによって分解された染料が、クリーニングによって流れて、変退色がハッキリすることがある。
(綿やナイロン素材は、特に要注意)
カナダグースやウールリッチなど、様々なブランドのダウンコートにみられるしっかりめの生地(綿・ナイロン・ポリエステルなど)
摩擦を受けている部分は汚れも付着して色味が濃く見えて分かりにくいが、顔料がゆるんでいて、クリーニングすることで着色が流れ、白化する
ダウンジャンパーを焦がした時や、穴を接着剤やテープで留めている場合は、当店のリペアをご利用いただき、クリーニングさせていただきます
ご申告なしに気づかず洗ってしまうと、焦げや接着剤、テープの補修は取れてしまい、中綿が吹き出します
接着剤で留まっているビジューや装飾品は、接着剤の経年劣化で取れる可能性がございます
このような糸で縫い付けていないボタンは、割れてしまうとお取替えが難しいため、保護してクリーニングいたしますが、経年劣化など破損する可能性があることをご了解いただいたうえでお預かりさせて頂きます
綿や麻にナイロンなどの異素材を混用しているもの
生地を染めた時に余剰染料が洗い流されてないもの
マイクロファイバー(ポリエステル)やポリウレタン混用など色が出やすいもの
インド綿やインドネシア製の生地
染色が弱いものなどは、色が流れ出やすかったり、色移りするものがあります
座った重みだけで、水分で、熱で、プリーツがとれやすいものがあります。永久的な加工ではありません。
取り扱いには、気をつけておりますが基本アイロン不可のため、シワが伸ばせないことや、プリーツが取れる可能性があります。
中綿がポリエステルのもの
綿どめから外れていたり、フェイクダウンと呼ばれるものは、もともと綿どめされてないので片寄りやすいです。
半天も同様です。
ズボンのテカリの原因
着用で摩擦や圧力を繰り返し受けることにより、繊維表面のスケールが摩耗したり、繊維の膨らみが扁平になることで、繊維表面に光が反射しやすい状態になっているため
クリーニング後にテカリが顕著に?
油・皮脂等の汚れが付着していると、色味が濃くなり光を反射しないため、一見わかりません。クリーニングすると、汚れが落ち、擦り切れた毛羽が流れるため、ツルツルになった繊維表面が光を反射するために、テカリが顕著になります。
こたつ敷の裏面に多い不織布。
紙のような風合いで、薄くなっていたり、破れる可能性があります。
詰め物のウレタンフォームや樹脂が使われているカーペットは、経年劣化して、洗うとウレタンに片寄がでたり、粉がでてきたりします。
薄綿入り毛布(ほぼ綿どめされていない)は、中綿が片寄ってきます。